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2009年6月

2009年6月14日 (日)

龍神丸の高垣酒造さんへ行ってきました。

6月 中旬。 例年ですと 梅雨の時期ですが いい天気でした。

今日は 以前から 伺いたいと思っていた 和歌山の高垣酒造さんの見学に行ってまいりました。

高垣酒造さんのHPに 「蔵元見学」可能とありましたので 電話を入れてみました。 

わずか2名の見学申込でしたが、 快く受け付けていただきました。 

大阪からは 2時間ほどです。

当日は 少し早めに着いて 周辺を探索しました。

みかん畑に囲まれ 川には小魚がいっぱいる すばらしい自然環境でした。

建物は すごく歴史が感じられ、聞いてみると文化財の指定を受けていました。

創業は 1840年で 現在の建物は 大正の終わり頃に500mほど奥から移転されたそうです。

ご挨拶をさせていただいて 早速 蔵の案内開始です。

蔵の中は 冷房なしですが、とても涼しく そこに緑のタンクがいっぱい並んでいました。

和歌山というと 温暖な気候に感じられますが、谷あいに吹き降ろす風により、冬場は 蔵内の気温は零下になるそうです。

このタンクはホーロー製で そのひとつには 神戸製鋼が昭和29年に造ったものでした。 

ひとつが 7000L前後の容量があります。 

最近はホーローのタンクは作られなくなったとのことで ステンレスのタンクが主流になってきているそうです。

このステンレスタンクは 大吟醸など小仕込み用に使われるそうです。

タンクには 作者直筆の「もやしもん」のキャラがありました。

一説には 高垣さんがモデルかも??? 

昔は 2階にも作業場があったとのことですが、現在は ほとんど一人で酒造りをされているので 作業場は1階だけにしているそうです。

麹室(こうじむろ)  厳重に管理されていて 入室は禁止です。

タンクごとの温度管理 
タンクの下にある 給水管のレバーの開け具合で温度調節をします。
これをコンピューターに任せず 自分の五感をフルに使って調節するそうです。

 

そして 濾過・加熱殺菌処理・瓶詰めなど一通りの作業について丁寧に説明していただきました。

案内が終わると 楽しみな利き酒の時間です。

どんなお酒が出てくるのか楽しみにしていますと、

なんと 龍神丸 大吟醸の中取り と 通常の大吟醸 と 純米吟醸 の3種


龍神丸の 酵母違いの「喜楽里」(きらり) 
こちらは華やかなタイプのお酒。
女性の方に人気があるそうです。 当店にもあります。

「喜楽里」の加水バージョンの「紀ノ酒」純米吟醸
こちらは「もやしもん」の作者お気に入りだそうです。 
さわやかな口当たりにいくらでも飲めそうなお酒です。

さらに 地元で大人気の「流霞」(ながれかすみ) 本醸造生原酒と純米生原酒

本醸造生原酒は 20度近い度数でありながら おりがらみで、柔らかな飲み口としっかりした旨味が特徴です。

どれも素晴らしいお酒でした。 特に中取りの大吟醸は 価格から考えても相当の仕上がりです。 

また 特に表示はありませんが、 中取りは無濾過だそうです。

旨味がありながら 無濾過とは思えない透明感あふれる大吟醸でした。

今年の龍神丸も すばらしい仕上がりになっていました。

秋以降には 熟成が進み さらに美味しくなります。

嬉しいことに 見学に来られた方には この超入手困難な 中取り大吟醸を在庫がある限り試飲させていただけるとの事でした。
あまりの美味しさにおかわりをされる方もいるとか。

お会いしてから 終始笑顔で優しさあふれる対応をしていただいておりましたが、

利き酒をしながらお話を聞くと、さらにその人柄に感動いたしました。

とにかく 優しい人柄の中に とことんこだわる気迫があります。 

「自分の出来る限りのことをする。 どんな小さなことにも妥協しない」

最近 コンピューター管理の酒造りも増えてきていますが、 

「コンピューター管理をすれば 楽も出来るが、
酒は生き物・人間の五感を研ぎ澄ませて発酵の状況を感じ取り、
細かな手作業での調整をし、また 確認し そしてまた調整する
の繰り返し。
手間はかかるが コンピューターは使わない。」 

その酒に対する愛情と 張り詰めた気迫の中で 仕込み時期はは毎日3時間以下しか寝られません。

そこまでこだわるのも 「お酒を飲んでいただく人に喜んでいただくことを第一に考える」からだそうです。 

とことん頑固で 優しい方です。

仕込み水について聞いたところ 山から出てくる水脈に向けて掘った井戸の井戸水ということでした。

飲ませていただくと まろやかな軟水でとても美味しい水でした。

ずっとお話していたかったのですが 3時間近くお邪魔していたので おいとまいたしました。

本当にありがとうございました。

2009年6月 4日 (木)

6月の地酒

最近は 淀屋橋周辺では マスクをしている人がほとんどいなくなりました。
インフルエンザ騒動も 落ち着いてきたようです。

当店でも 5月中旬は マスクをして来店される方が
結構いらっしゃいました。

しかし お酒を飲まれて 帰られる時には
不思議なことに ほとんど マスクをされる方はおられませんでした。
皆さん 上機嫌でお帰りになられました。
インフルエンザのことは 一時的に忘れてしまったのでしょうか・・・。
でも きっと大丈夫だったと思います。

本当にインフルエンザ騒動の中
わざわざお越しいただきありがとうございました。

このまま騒動が収まってくれることを願います。

では 6月の地酒を紹介させていただきます。

まずは 皆様待望の《龍神丸》が入荷してまいりました。

ただ 本来の持ち味を味わえるのは 秋以降となりますので、
現在は 吟醸と大吟醸を1本ずつのみご用意させていただくのみとなります。 残りは 11月以降から 翌1~2月ぐらいが美味しくなるころですので、 その頃に ご用意させていただきます。


6~7月のテーマは 低精米と超辛口でいきたいと思います。

上の写真は テーマその1 の 低精米 の日本酒です。
少し前に 法改正がありまして 今までは「純米酒」と表示できるのは
70%以下の精米歩合でしたが、現在は 80%以下で「純米酒」と
表示できるようになりました。

これらの酒は 米を削りすぎると 米本来の旨味が減るということで
あえて低精白で醸されています。
吟醸クラスと比べますと 口当たりは やや劣るかもしれませんが、
素朴な旨味で 米を削ることの意味を問いかけているようです。
そして その仕上がり具合は 侮れない存在となってきています。

皆様も ぜひ 低精白の純米酒をお試し下さい。

銘柄は 左から

佐賀 「七田」  7割5分磨き

鳥取 「日置桜」 8割磨き

広島 「瑞冠」  7割磨き

山口 「貴」   8割磨き

栃木 「仙禽」  8割磨き

すべて 純米酒です。

写真には ありませんが、

秋田 「天の戸」 8割磨きも 間もなく入荷いたします。


また 超辛口としまして


秋田 「天の戸」 芳醇辛口 番外編 +18

山形 「くどき上手」 ばくれん +20 吟醸生
  こちらは めずらしい亀の尾の「ばくれん」になります。

香川 「凱陣」 純米吟醸 +12

鳥取 「千代むすび」 こなき純米 +15

鳥取 「鷹勇」 辛口純米 +8

滋賀 「浪の音」 超辛口純米 +10

奈良 「春鹿」 純米超辛口 +12

そして 前述の低精白の純米
 
広島 「瑞冠」 山田 純米 +13

鳥取 「日置桜」 純米 8割 +9

山口 「貴」 濃醇純米 +10

などをご用意しております。

「辛口」「純米」好きの方に またとない品揃えとなっております。

では 次は 6月の地酒飲み放題の主なものをご紹介いたします。

越乃寒梅は 現在の 「別撰」特別本醸造がなくなり次第
別撰よりも 人気がある「白ラベル」本醸造に切り替わります。

群馬より とってもマイナーな 「町田酒造」
純米吟醸をご用意しております。

本当の極小蔵ですが、最近頭角を現し 酒販店からも注目されている
お酒です。 若旦那とその奥さんである杜氏さんの二人三脚で情熱
あふれる酒を醸しています。 関西では当店がはじめてかも。 
全体のバランスがよく、飲みやすい旨口のお酒です。

大人気の「磯自慢」は 今月も 特別本醸造 生原酒 を
引き続きご用意いたします。

山形からは 「秀鳳」 雄町 特別純米 中取り
米の旨味を引き出すために 無濾過にこだわっている蔵元です。

その他は ほぼ5月と同じような感じです。
ただ 2~3 残り僅かなものがございます。


お料理のほうですが
6月のメニューでは
一押しは 鱧と順才の お吸物です。(5000円以上のコースにて)
きっちりと出汁をとり
骨切りし 葛打ちした 旬の鱧の風味と
順才の食感 そして さわやかな酸味の柚の風味が一体となり
とても美味しく仕上がっています。 
板長の自信作です。

お造りも いいネタが入ってきています。

今月も 料理と酒の素晴らしさをお伝えするために頑張ってまいります。
どうぞよろしくお願いします。


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